2007年8月26日日曜日

大聖堂の側廊

ブラウンシュヴァイクの旧市街には教会がたくさんあります。その中のひとつブラウンシュヴァイク大聖堂に入ってみました。

写真は北側の回廊。この側廊は1466年から1474年の間に増築された部分だそう (教会の起工は1173年)。ねじれたように造形された柱に目を惹かれました。よくみると、柱と天井の造形それぞれが、ひとつひとつ違っています。

先日プラハに行ってきまして、プラハ城内の聖ヴィート大聖堂を見てきました。そこでもそうだったのですが、通常教会は正面のアプシスから着工され長い年月をかけて後方へと教会は建てられていきます。

そのため奥から手前に向かって、様式に変化が見られます。

これが一番奥の、一番古いもの。

そしてこれが一番後方の、年代的に一番新しいもの。この間は8年間。そんなに長い期間ではないですが、造形がかなり複雑緻密になっています。上図は柱に筒状のひもが巻きついたような造形ですが、下図は柱自体がひねられてるように見えます。

この柱の変化に、どういった時代性が読めるのか考えました。 複雑になっていくことが、発展と同義語であった時代だったのでしょうか? または、当時の幾何学の発展とも関連してるのかもしれません。

それともこれの様式の変化は意図的なのかもしれませんが・・・? そうだとしたらなぜ?

0 件のコメント: