2008年5月19日月曜日

ベルリン・ビエンナーレ

第5回ベルリン・ビエンナーレに行ってきました。
会場がベルリン市内に全4箇所、ノイエ・ナショナルギャラリー (Neue Nationalgalerie)、クンストヴェルケ(Kunstwerke/ KW 巷ではカーヴェーとも呼びます)、クロイツベルクの彫刻公園 (Skulpturpark Kreuzberg)、そしてシンケル・パビリオン。
ま ず最初に家から近いこともあってノイエ・ナショナルギャラリーへ。まずまずの印象。かのミース・ファン・デル・ローエ設計の建築に支えられた出来ともいえるかも。。。 という予感は、後日訪れたKW で裏付けされることに。KW 最悪。この印象は前回のビエンナーレ以降どんどん深まる一方です。
どうしてKW はだめなのか。
理由を考えてみた。
1. お金がないので有名な作家を呼べない。
2. キュレーターの嗜好に偏りすぎてる。
3. 建物がだめ。(もともとは普通の民家?狭くて暗くて気が滅入る)
ここは、とにかく他のギャラリーや美術館なんかとは、全く違う法則に支配されてることは、確か。
お金がないという理由もあまりぴんとこない。中庭の重層的に反射し合うダン・グレアムの鏡張りカフェなんかは素敵だし、その辺にお金かかってることは確かだし、展覧会企画も企画自体は半ば公的な印象を与えるしっかりしたものが多い。
主任キュレーターがびっくりするくらい若い人というのは聞いたことがある。2-3年前で当時23くらい? 詳しくは忘れてしまった。
実際同じキュレーターが (今回は男女二人組) 企画してるし、ノイエ・ナショナルギャラリーがオッケーでKW がNG って、おかしい。ということは、やっぱりハコのせい?
とにかく、KW は不思議。
そんなKW の主催するビエンナーレ。
開催前は鳴り物入りで各メディアで報道されてましたが、以外と人の入りは少なさそうです。

ノイエ・ナショナルギャラリー正面玄関。
ミース・ファン・デル・ローエの設計した、ガラス張りの美術館。この建物が有名なのは、展示スペースが地下にあって、外から見える地上階部 (日本でいう一階) は見事にただのがらんどうホールになってるから。すてきです。
その外部からまる見えの地上階ホールが今回ビエンナーレ会場です。
手前こぶしのレリーフと、軒から下がってる旗が政治的でベルリンらしいです。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はじめまして、初めておじゃまします。

ベルリンビエンナーレについて、現在、仕事として調査をしていまして、へびおんなさんのブログを拝見し、もう少し詳しくお聞きできないかなとと思っています。先ほど、プロフィールのところのメールアドレスにメールをお送りしたのですが、戻ってきてしまいました・・・。
コメント欄に書くにはちょっと長くなりすぎてしまうと思うので、できましたらメールアドレスの情報を新しいものに更新していただけるとありがたいです。
厚かましいお願いですみません。
よろしくお願いします。

へびおんな さんのコメント...

返事遅くなりましてすみませんでした。
メールアドレス替えました!