Mishima: A Life In Four Chapters
プレンツラウアーベルクのマニアックなレンタルショップ Negativland で VHS を借りてきました。
フィクションの部分への導入からその演出などなど、いい作品でした。
三島で思い出したのですが、昨年、大江健三郎氏がベルリン滞在した際に Haus der Kulturen der Welt で講演と朗読を兼ねた会が催されました。ドイツで翻訳出版されたばかりの「さようなら私の本よ!」の内容についてベルリン自由大学の比較文学科の教授がインタビューをしてそれに答えるという形式でした。
そこでテーマになった「三島問題」。
ちょっと前のことなので記憶に自信がないのですが・・・
三島由紀夫の場合、小説を書き始める時に、既に最後の一行が決まっている。そういった仕事の仕方、ならびに三島の美学を大江氏は「静的」と批判されていました。そして・・・
・・・講演を聞いた当時は感銘を受けたはずが、すっかり内容を忘れております。
確か、その静的な美学が三島を自決に導いた、というようなことを言っていたと記憶していますが。。。
この映画は、大江氏が話されていたような、三島美学の閉塞感を感じさせるのでした。
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